学生の頃、ギャンブル好きで闇金に借金してしまったK.Mさんが、闇金の体験談を書いてくださいました。
K.Mさんは、大阪に住む30代前半の男性です。
お金が返せなくても、最初の内は闇金も優しかったそうですが、次第に態度が変化していきました。
ギャンブルで借金の自転車操業
もう、10年以上も前の体験になります。
自分は、学生の頃、パチンコやパチスロ、麻雀などのギャンブルにハマってしまいました。
結構アルバイトをしていたので、学生としては、そこそこの年収はありました。
でも、時間を作っては、パチンコや麻雀をするようになり、アルバイトに行く時間も徐々に少なくなりました。
収入は減り、ギャンブルで使うお金は増え、とうとう消費者金融でお金を借りるハメになりました。
それでも、ギャンブルはやめられません。
パチンコでも麻雀でも勝つと、消費者金融の返済ができます。
しかし、徐々に消費者金融の借入が増え、アルバイトの給料では返せない返済額になりました。
それで、他の消費者金融に借りては返済に充てるという自転車操業をしていました。
そのうちに、どこの消費者金融でもお金が借りられなくなってしまいました。
何社もの消費者金融に申込んだのですが、どこにも借り入れを断られました。
仕方なく、闇金に手を出してしまいました。
闇金は怖くない
自分の中では、闇金と言えば『ナニワ金融道』のイメージでした。
ちょっとビビりながら、借入の申込みをしたのですが、全く怖くはありませんでした。
対応してくれたお兄さんも、ニコニコとして接客態度も親切でした。
これなら、安心かもと思いました。
金利は、消費者金融よりも高かったのですが、他から借入できない自分は、闇金でお金を借りるしかありません。
しかし、闇金で借入したところで、返済できるわけがありません。
そんなことは、最初から頭の中では分かっていたのですが・・・。
闇金で借入した分も、滞納し始めました。
『ごめんなさい、今お金がなくて返済できないんです。』と、謝りに行きました。
すると、『お金のある時でいいですよ。』と機嫌よく話してくれました。
闇金の怖さを実感した
『闇金って、全然怖ないやん。』と気楽に考えてしまいました。
しかし、闇金が優しかったのは、最初の内だけでした。
滞納する期間が増えてくると、だんだん対応も粗暴になってきます。
答える声も、野太い声に変りました。
それからというものは、毎日『コラッ!いつまで放ったらかしとんじゃ!さっさと金返せ!』という催促の電話は、毎日何度も何度もかかってきます。
恐喝じみたことも言われます。
下宿にも取り立てに来られます。
携帯の電話が鳴るたびに、ビクッとカラダが反応してしまいます。
こんな怖い体験は、これまでありませんでした。
闇金専門の弁護士を見つけた
このころになって、ようやく、『自分はもうこれ以上返済できない。自分だけでは対応できない。』と気づきました。
それで、債務整理を考えて、司法書士事務所に相談しました。
すると、『闇金が絡んでいるのなら、うちでは扱えません。』と断られました。
どうしようと、悩みました。
ネットで検索すると、闇金専門で扱っている弁護士がありました。
その弁護士に、電話をかけて相談しました。
その弁護士が、闇金の交渉と債務整理の手続きをやってくれました。
弁護士にお願いした後、闇金からはピタッと電話もなくなりました。
こんなことになるのなら、もっと早く債務整理のことを考えておくべきでした。
この恐怖の闇金体験があってからは、もう一切ギャンブルはしていません。
今でも、パチンコや麻雀のことを思うと、闇金の怒鳴り声が蘇ってきます。
もうあんな恐ろしい体験はしたくありません。