兵庫県に住む黒井さんが、闇金でお金を借りた恐怖の体験談を、書いてくださいました。
黒井さんは、20代の男性です。
闇金に手を出したきっかけは、やはりパチンコでした。
ギャンブルにのめり込んだ
僕の闇金の体験を、書いてみます。
僕は、ギャンブルにはまってしまった。
毎日日にち、パチンコ屋に行って、ほとんどその日暮らしの生活を送っていた。
ろくろく働いていないんだから、貯金なんてあるわけがない。
その日の生活にも、困る日があるくらいだった。
それでも、勝った時の感覚が忘れられない。
その日も、朝からパチンコにのめり込んでいた。
朝から同じ台で打っているが、一向に出ない。
ぼちぼち軍資金が尽きかけている。
それでも、僕には、『この台は、必ず出る。』という確信に近いような、妙に絶対的な自信があった。
パチンコがやめられない
せっかく最高の台をつかんだのに、今ここで止めるわけにはいかない。
このチャンスを、絶対に見逃すことはできない。
僕の頭の中で、『もっと打て、もっと打て。必ず勝てる。』というような言葉が響いていた。
その言葉もむなしく、とうとう軍資金が尽きてしまった。
でも、必ず勝てるという気持ちに、背くことはできなかった。
闇金でお金を借りた
パチンコを続けるために、今すぐ手軽に借りられる『闇金』に手を出す以外に方法がないと思った。
だって、僕には『信用性』なんて全くない状態の生活をしている。
スマホで、急いで検索した。
何とか台を確保したまま、手早く借りられる方法はないかと調べてみた。
すると、『パチンコ金融』なるものを発見した。
このパチンコ金融は、電話すれば、わざわざ店舗まで行かなくても、ここまでお金を持ってきてくれるみたいだ。
この台をキープしたままでいられる。
僕には、うってつけの方法だと思った。
ただ、利息が『一日一割』という無茶苦茶なものだった。
でも、その時の僕には、さほど気にならなかった。
だって、『勝てばいい。』
闇金だろうが何だろうが、利息が高かろうがどうしようが、勝って返せば何の問題もない。
そんな甘い考えが、『闇金』を利用したきっかけだった。
闇金にお金が返せない
結果は、あなたの想像通り。
そんな甘い考えの僕が、パチンコに勝てるわけがない。
パチンコ金融で、お金を借りる前よりも最悪な状態になっていた。
闇金にお金が返せない。
冷静に考えれば、一日一割なんて言う条件で、借りる方がどうかしている。
今なら、僕でも、そんなことは分かる。
けど、その時は、勝てる勝てるという妄信みたいなものに憑りつかれていたみたいだ。
根拠のない『絶対に勝てる』という自信だけで、目先の手軽さや便利さに騙されて、『闇金』なんか利用すべきじゃなかった。
闇金の恐怖体験
毎日毎日、闇金の取立てに怒鳴られ、電話で脅され・・
何もないのに、体中から冷や汗が流れ落ちる。
口の中が、カラカラに乾く。
電話のベルにビビりながら、人の話し声に怯える生活。
回りに誰もいないのに、常に人に睨まれているような感覚。
かすかな物音にも、恐怖で体が硬直する。
最後は、親に泣きついて、弁護士に相談してもらって、何とか無事に収まった。
こんな体験は、もうこりごり。
この体験談を読んだ人は、絶対に闇金に手を出さないでほしい。
恐ろしい闇金体験は、僕一人で十分だから。