闇金に払ったお金でも、強い弁護士なら、取り返すことも可能です。
闇金とは
闇金の中には、貸金業の許可を得ずに営業しているところも、数多くあります。
当然ながらそのような闇金業者は、出資法に違反するような高金利で、お金を貸し付けています。
そもそも貸金業としての認可を取っていない闇金なら、闇金に借りた元金すら返済する義務はありません。
また、金融業者としての許可を取っている闇金でも、違法な高金利で借りた場合は、お金を返済する必要はありません。
そんなことは、百も承知でお金を貸しているのが闇金です。
闇金からお金を取り返す弁護士
闇金は、返済できなくなると、毎月毎月しつこく取り立てに来ます。
また、脅しや嫌がらせで、精神的に追い詰めていくので、債務者は無理にでも返済してしまいます。
でも、闇金に返済したお金を、取り返すことが可能なのです。
その方法の一つが、毎月返済先としている闇金の銀行口座を凍結するのです。
闇金などの違法行為や犯罪で利用されている銀行口座は、その情報を提供することで銀行が口座ロックをかけてしまいます。
口座ロックされると、口座に入っているお金を引き出すことができなくなります。
闇金は、お金を引き出すことができないので、大きなダメージを負います。
闇金の被害者は、闇金からお金を取り戻すことも可能になるのです。
でも、なかなか素人が銀行に言っても、口座ロックは難しいと思います。
ここで力を発揮するのが、弁護士や司法書士の専門家です。
闇金から、お金を取り戻したり、これ以上激しい取り立てをやめさせたりも可能です。
こんなことができるのは、やはり法律に詳しい弁護士です。
無料相談を受け付けている弁護士事務所もあるので、ぜひ利用してみましょう。
正式に依頼しても弁護士費用は5万円程度という、結構リーズナブルな弁護士さんもありますよ。
口座ロックって?
先ほど、口座ロックという言葉を使いました。
口座ロックは、銀行業界では、よく使う言葉なのですが、一般的には使わないかもしれません。
口座ロックは、文字通り銀行の口座に鍵をするように、入出金をできなくしてしまうことです。
口座ロックは、口座の名義人の意思には関係なく、銀行が行います。
と言っても、銀行もむやみやたらと口座ロックするわけではありません。
犯罪に絡むことや、相続に絡むことなどで、口座のお金引き出せないようにする措置です。
犯罪的なことは、あまり関係ないと思いますが、相続については一般の方にも大いに関係があります。
銀行は、口座の名義人がなくなったことを知った瞬間に、口座をロックします。
原則として、相続人全員の実印と印鑑証明書等を持っていかないと、口座からお金を出すことができません。
病院で亡くなった場合も、銀行が死亡を知った瞬間に口座ロックします。
このような場合は、病院代やお葬式代がなかなか出金できなくて、困ることもよくあるので注意が必要です。