闇金の取立ての恐ろしさ 消費者金融の取立て担当の体験談

消費者金融の取立て担当

消費者金融の取立て担当

自分は、昔消費者金融に勤務していました。

担当は、取立てです。

5年間、消費者金融の取立て担当で働いていました。

某大手消費者金融の青森で、放火時間があったのを覚えておられるでしょうか?

自分が消費者金融に勤務していたのは、ちょうどその頃です。

今と違って、その頃は、消費者金融も取り立てが激しい時期でした。

自分も、結構派手に、激しい取り立てをしていました。

しかし、闇金の取立ては、自分たちの比ではありません。

闇金も脅しや暴力沙汰もしょっちゅうでした。

闇金の取立ての迫力は、恐ろしいです。

何をされるか、わかったもんじゃありません。

自分が取立てに行ったとき、たまたま一緒になってしまった闇金の取立てのことを書いてみます。

闇金の取立ての恐ろしさ

闇金の取立ての恐ろしさ

取立てを担当していた自分が言うのもなんですが、闇金の取立ては恐ろしいです。

自分が、返済を延滞している、ある債務者のところに取立てに行った時のことです。

先に、闇金業者が取りて手に来て、玄関のドアをバンバン叩いていました。

叩くだけでなく、足でけったりもしています。

それも思い切り足を上げて、ドアのど真ん中を靴のかかとで蹴りまくっています。

その音を聞くだけでも恐ろしい気がします。

もしかしたら、鉄のドアがへこんでいたかもしれません。

しつこく、玄関のドアを叩いたり蹴ったりして、大きな声で債務者の名前を呼んでいました。

わざと、近所の人に聞こえるように、大きな声を出しています。

『留守ですかね?』と聞いたら、自分に対しても威嚇するような口調で、債務者が延滞しているのを話し始めました。

一人で、10分くらいまくし立てていました。

自分も取立て担当なのですが、闇金の恐ろしいまでに威嚇する口調に、ただただ聞いているしかできません。

一通り話し終わると、また、激しく玄関のドアを叩き始めました。

『居んのは分かってんにゃ。さっさと出てきて金返せ。オラぁ!ボケがぁ~!』と、まくし立てていました。

でも、債務者は、一向に出てくる気配はありません。

そりゃ、これだけ激しくドアを叩かれていれば、恐ろしくて出ていけません。

ドアを開けようものなら、命の危険すら感じるような恐ろしさです。

闇金に借金だけはしたくない

闇金に借金だけはしたくない

とうとう業を煮やした闇金の担当者は、とっぴな行動に出ました。

なんと、アパートの郵便受けのふたを開けて、その中にオシッコをし始めました。

あわてた債務者は、ドアの向こうから『何してるんですか!!』って、叫んでいたのを覚えています。

これで、債務者が、家の中にいることがバレてしまいました。

こんな闇金業者が居ては、自分も恐ろしくて取立てもできません。

自分は、また出直して来ようと、その場を立ち去りました。

その後、闇金業者と債務者が、どのようになったかはわかりません。

でも、その時の光景が、衝撃的だったので、いまだに鮮明に覚えています。

どんな手を使ってでも、闇金業者は、債務者を引っ張り出します。

自分も、お金がなくて苦しいときがありましたが、その時のこと思いだして、お金だけは借りたくないと思っています。

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