パチンコ依存症から、闇金にお金を借りてしまったK.Kさん。
闇金の恐ろしい体験談を、話してくれましたので紹介します。
パチンコ依存症から借金生活
私の闇金体験談を紹介します。
少しでも、闇金の被害で苦しむ方が減ればという気持ちで、体験談を書いてみました。
私は、以前パチンコ依存症でした。
とにかく、パチンコをやりたくて仕方がなかったのです。
パチンコも、勝ち続けることはできません。
クレジットカード会社や消費者金融で、キャッシングしてはお金を返すような生活が、何年か続きました。
でも、それもだんだんとできなくなり、キャッシングの残高が増えていきました。
そのうちに、クレジットカード会社や消費者金融では、お金が借りられなくなりました。
それで生活費に困ってしまい、とうとう闇金にお金を借りることになってしまいました。
といっても、最初は闇金からお金を借りるつもりは、全くありませんでした。
闇金の手口
パチンコ雑誌に広告が載っているキャッシングローンの会社に電話で連絡しました。
何社も融資を断られました。
どうにか、そのパチンコ雑誌に広告を載せている金融会社の中の1社が、折り返し連絡してくれました。
それで、『紹介できる金融会社がある。』と言って、電話番号を教えてもらいました。
よく考えれば、非常に怪しいと思うのですが、その時は、お金を借りたい一心で、全く怪しむことすらありませんでした。
とにかく、教えてもらった金融会社に連絡をしました。
電話では、自宅の電話番号だけでなく、実家の住所や電話番号、勤務先の電話番号や所属部署など、詳しく聞かれました。
それで、ようやく融資ができるということになり、翌日お金を振り込むということになりました。
闇金からお金が振り込まれるまで
何度もキャッシングを体験している私ですが、この時ほど、何とかしてお金を貸してほしいと思ったことはありません。
他の方の体験談で、いったん断られた後、ものすごく不利な条件でお金を借りていたという方がおられました。
借りられるか、借りられないかわからないという不安感から、どうしてもお金を貸してもらいたいという意識になるのかもしれません。
このような体験は、わたしも初めてのことでした。
今から思うと、このように不安感を持たせることが、闇金の手口なのかもしれません。
翌日、通帳で確認すると、10万円振り込まれていました。
闇金への返済
いろいろ根掘り葉掘り聞かれて、借りれたのは、わずか10万円です。
でも、毎週返済日が来ます。
そのたびに、元金10万円に対して2万円の利子が付きます。
2万円以上返済できれば、元金が減っていくのですが・・。
2万円だけでは、利子を払うだけなので、借金は全然減っていきません。
結局、必死で返済しているのですが、10万円の元金を返済するのに、6ヵ月くらいかかりました。
利子も含めて、総額50万円くらい、闇金に支払ったことになります。
恐怖の体験
闇金のドラマや映画では、よく『トイチ』という10日間で元金の1割を利子とする言葉が出てきます。
でも、私が借りたのは、それ以上にひどい高金利の闇金でした。
たまに、利子の2万円すら、返済が遅れることもありました。
すると、闇金業者から督促の電話がかかってきます。
最初は優しかったのですが、やや遅れがちになると、電話の声も口調もだんだんと恐ろしくなってきます。
1日、2日の遅れで、入金はしているものの、それが何度目かになると、『オラァ、金返さんかい!』と、怒鳴りまくられました。
女性の私からすると、その時の、闇金業者からの電話の怖さと言ったらありませんでした。
それでも、何とかすべて返せたのが幸いです。
その返済がしんどくて、闇金業者が怖くって。
その体験から、今では、パチンコ依存症も何とか克服することができました。
でも、いまだに、闇金から『お金を借りろ。』という電話があります。
その電話もワリとしつこいのです。
以前の恐怖心から、闇金を利用することはもうありません。
しかし、闇金は、返済が終わってもいつまでもまとわりついきます。
しかたなく、先日電話番号を変更しました。
このように、一度闇金とつながってしまうと、後々まで尾を引きます。
私から忠告できることは、決して、闇金に電話したりしないでくださいね。