闇金にお金を借りた体験談を、千葉県に住む40代の男性、リョウタさんが、投稿してくださいました。
リョウタさんのお話は、実際に闇金事務所に行って、お金を借りた体験談です。
闇金事務所での体験
だいぶ以前の体験ことになります。
その頃、私はすでにカードローンで、多くのお金を借りていました。
どこにもお金を借りることはできません。
悩んだ末に、仕方なく闇金に行きました。
裏通りにある事務所に着いてみると、闇金業者の事務所は、薄暗いビルの一室でした。
もしかしたら、組の事務所?みたいな表札もありました。
かなりためらったのですが、お金が必要だったので、思い切って闇金業者の事務所に入りました。
闇金でしぶしぶお金を借りた
事務所に入ると、やせた小さなおじさんが、椅子に座らされていました。
そのおじさんの目の前には、頭がツルツルでいかにも怖い家業のような人が居て、ドスのきいた声で怒鳴り散らしていました。
横で聞いているだけでも、ビビってしまいます。
私は、普通の兄ちゃんみたいな人に、別の椅子に座れと言われました。
この闇金の兄ちゃん、見かけは普通だけど、厭味ったらしいんです。
椅子に座るなり、嫌みをずっと言われ続けました。
そして、『今から審査するから、身分証出して。』と言われました。
審査なんてするわけがありません。
頭の悪い私でも、すぐに嘘だと気付きました。
さんざん嫌味を言われ続けてきたので、『お金を借りる気が失せたので帰る。』と言いました。
すると、闇金の兄ちゃんの態度が、がらりと変わりました。
『こちらも借りてもらわないと困るんですよ。』と、急にお願い口調になってきました。
私も、頭に来ていたので、散々拒んだのですが、このままではらちが明かずに、返してもらえそうにありません。
仕方なく、『わかりました。』といいました。
そして、借用書が作られました。
利息はトサン
利息は、10日で3割。
いわゆる、トサンと言われる金利です。
もう一方の書類には、10日で3割の利息の記載はありませんでした。
たぶん、捜査が入ったときのために、用意しているんだろうと思います。
結局、借りたお金は、5,000円のみです。
でも、あんな頭ツルツルの怖いおっさんに怒鳴られるのは、まっぴらです。
すぐに、兄弟に借りて返しました。
こんなことなら、初めから兄弟に頼んでお金を貸してもらった方が、よほどましです。
私の闇金体験は、お陰様で、さほどひどい被害はありませんでした。
でも、闇金の事務所に入ったとき、怒鳴られていたおじさんが居なかったら、もっとお金を借りていたかもしれません。
そして、返せなくなってしまって、あのおじさんのように、思い切り怒鳴られまくっていたかもしれません。
もしかしたら、もっと恐ろしい体験をしていたかもしれないのです。
それを思うと、ゾッとします。
闇金には、決して近づくものではありません。