福岡県に住む30代の女性、T香さんに、闇金の恐怖の体験談を送っていただきました。
T香さんは、会社の倒産とギャンブル依存症から、とうとう闇金に手を出し、恐ろしい体験をされたそうです。
会社の倒産とギャンブル
私が勤めていた会社が、急に倒産してしまいました。
私たち一般社員には、何も知らされていませんでした。
これまでの私の人生では、転職の経験もないし、退職の経験もないし、就職活動の体験は学生時代しかありません。
いきなり職を失ってしまった私は、ギャンブルにおぼれてしまったのです。
それでも、ハローワークに行っては、転職先を探していました。
でも、なかなか希望するところに就職は決まりません。
ますますギャンブル依存症になってきた私は、消費者金融でお金を借りていました。
就職活動と闇金
何とか次の仕事を早く見つけようと、一生懸命就職活動しました。
しかし、なかなか就職先が見つかりません。
就職先が決まらないのに、借金だけが増えていく。
転職ができないなら、自分で起業しようと思いました。
しかし、起業するための資金もありません。
そして、銀行に相談に行きましたが、お金は貸してもらえませんでした。
消費者金融に行っても、審査がなかなか通らずに、やっぱりお金が借りられませんでした。
今なら、資金も起業体験もない人間に、そうやすやすお金を貸してくれるところはないとわかります。
でも、当時の私には、そんなことを考えられる心の余裕すらありません。
困った私は、とうとう闇金に手を出してしまったのです。
恐怖の体験
闇金の利子は、ものすごく高いです。
冷静に考えると、とても払える利子じゃありません。
でも、精神的に追い込まれていた私は、とりあえずお金を借りることだけに気が行って、利子のことなど頭が回りませんでした。
闇金で借りたお金を、大きなお金にしてやろうと思いましたが、うまくいかずに挫折しました。
借金を返すお金をどうしようと、悩む毎日です。
とうとう、返せるお金が無くなってしまいました。
どうしようと、焦っていたところ、アパートにやくざのような人が来ました。
ドラマのような展開です。
ドンドンと激しくドアを叩きます。
大きな声で、怒鳴り散らかしていました。
私は、もう生きた心地がしませんでした。
やくざのような人が帰ってからも、しばらくは体の震えが止まりませんでした。
こんなに恐ろしい体験は、人生で初めてです。
怯えた私は、すぐに親に電話しました。
親に事情を話して、何とか親が代わって返済してくれました。
利息も合わせて、かなり高額になっていたので、親御迷惑をかけてしまいました。
今でも、申し訳ない気持ちでいっぱいです。
体験上、『闇金には、もう一生近づかない。』と強く心にとどめています。