闇金の嫌がらせや取り立ては、本人だけにとどまりません。
闇金は親兄弟親戚にも取り立てに行く
闇金は、本人がお金を返せなくなったら、親や兄弟、親戚にまで取り立てや嫌がらせに行くことがあります。
もちろん、法律的には、本人以外に借金の返済を要求することはできません。
でも、闇金には、そんなことは通用しません。
あなたがお金を返せないなら、お金を出してくれそうなところに取り立てに行きます。
闇金業者によっては、親や兄弟、親戚に対しても、激しい取り立てや嫌がらせを行うこともあります。
暴力的な取り立てや嫌がらせをする闇金も、いまだに存在しています。
でも、多くの場合、親兄弟親戚に対しては、強烈な取り立てや嫌がらせよりも、泣き落としの手口をよく使います。
親兄弟親戚には泣き落とし
闇金の取り立てが、いつも激しい嫌がらせを伴うわけではありません。
先ほども言いましたが、親・兄弟・親戚に対しては、情に訴えた泣き落としを多用する闇金が多くみられます。
『お宅の息子さんが、親御さんにお金を借りた方がいいんじゃないのと言ったのに、どうしてもお金が必要だと言ったから貸したのに。』
『必ず、すぐにお金を返すと言うから、仕方なくお金を貸したのに。』
お金を貸したことを、恩に着せて親や兄弟に言います。
ソフトな取り立てをする闇金は、決して、親や兄弟に向かって、お金を返せとは言いません。
それをすると、違法だということが分かっているからです。
そして、『私も、困っているんですよ。』などと、しつこく話します。
ほとんど、泣き落としのような感じで、相手の情に訴える作戦です。
そして、親が申し訳なく思って、1,000円でも払うと、喜んで帰ります。
ここは、金額が問題なわけではないのです。
たとえ1,000円であっても、親や兄弟が、自分の意思で返済したという既成事実があればよいのです。
借入の時の情報
闇金が、どうして親・兄弟・親戚の家や勤務先の住所や電話番号を知るのかというと、それは借入の時の情報です。
闇金にお金を借りるとき、ほとんどの方は、お金を借りたいということで頭がいっぱいになっています。
闇金に聞かれたことには、素直に答える場合が多いのです。
必要のない質問や確認事項でも、お金を貸してもらいたいという気持ちから、全てに答えてしまいます。
闇金は、全ての情報を控えています。
これらの個人情報は、高値で業者に売られることもあります。
不必要な情報は、決して闇金には言わないようにしましょう。
と、その前に、闇金の利用は絶対にやめましょうね。