東京都のS.Yさんというリストラされた50代の男性が、闇金の体験談を送ってくださいました。
S.Yさんも、闇金とは知らずにお金を借りて、恐怖の体験をされました。
リストラされて
もう、古い話になりますが、以前勤めていた会社をリストラされてしまいました。
会社を辞めさせられて、ハローワークなどで、次の就職先を探してのですが、なかなか見つかりません。
結構な数の会社を訪問したのですが、どこも不況の折、良い返事はもらえませんでした。
私の就職活動の経験は、新卒の時しかありません。
長らく、就職活動も体験してないので、履歴書の書き方もハローワークの方に、指導してもらってました。
それでも、就職先は見つかりませんでした。
しばらくの間は、失業保険と貯金で生活していました。
やがて、それも尽きてしまいました。
就職も見つからないので、自分で何か事業を始めようとしましたが、資金がありません。
私のような専門的な資格や技術もない無職の中年男性では、銀行もお金を貸してくれませんでした。
独身で一人住まいというのも、銀行の審査に影響していたのかもしれません。
それで、結果としてソフト闇金に手を出してしまいました。
お金を借りたのは闇金だった
いまでこそ、ソフト闇金だと分かるのですが、その時は全く闇金だとは思いもよりませんでした。
雑誌の広告を見て、インターネットで検索しました。
ホームページも作られていて、すごく利用しやすいイメージを持ちました。
金利も、他の消費者金融と比べても、さほど高くはありませんでした。
それで、申込みをしてみました。
電話で申込みをしたのですが、対応してくれた男性は、とても紳士的な感じで、丁寧な話し方をしていました。
それで、100万円借りることができました。
初めてということで、金利は10%でした。
このお金を元手に商売を始めたのですが、全くうまくいきませんでした。
やがて、返済にも行き詰ってしまい、お金が返せなくなりました。
闇金の恐怖体験
返済が返せなくなって翌々日、紳士的だった担当者から『はよ金返せや。コラァッ!』と、ものすごくどすの利いた声で脅されました。
何日間も、電話が何度も何度も、ひっきりなしになり続けました。
電話のベルが鳴ると、ビクッとして、心臓が縮まる思いがします。
その内に、家にも来るようになりました。
ドンドンと、玄関のドアをたたきます。
大きな声は出さないものの、闇金だというのは分ります。
ピンポンとなるだけでも、ビクビクしてしまいます。
夜中もゆっくり眠ることができません。
私の体験上でも、こんなに恐怖に満ちた生活は、これまで体験したことがありません。
ソフト闇金も闇金です。
何もソフトなことはありません。
もしかしたら、見張られてるんじゃないかと思うと、怖くて怖くて、家から一歩も外に出ることができませんでした。
明かりも点けず、毛布をかぶって震えていました。
食欲もなくなり、何日間か耐えていたのですが、さすがにそれも限界が来ました。
ふと思いついて、インターネットで闇金の恐怖や対策を検索しました。
その時、闇金専門の弁護士を見つけたので、電話で無料相談して状況を伝えました。
弁護士費用を分割にしてもらえるということだったので、依頼することにしました。
それで何とか、闇金から逃れることができました。
たまたま、良い弁護士にめぐり合えて助かりました。
今では、仕事もなんとか見つかって働いています。
闇金の嫌がらせが続いていれば、たぶん命が果てるまで、家から一歩も出ることができなかったかもしれません。
私の体験上言わせてもらいます。
『闇金は、絶対に手を出すべきじゃないです。』