闇金の嫌がらせや取り立ては、執拗です。
何も知らない家族にも、被害が及ぶことがあります。
旦那の会社に電話する
主婦が、闇金でお金を借りる場合、旦那さんや家族に内緒でお金を借りているケースがほとんどです。
これは、闇金もよく把握しています。
お金を貸すときに、『旦那さんはご存じなんですか?』などと世間話的に、情報を聞き出したりしています。
お金が返せなくなってくると、『旦那にバラすぞ!』という脅しは、闇金の取立てや嫌がらせの常とう手段です。
それでも、お金が返せなくなると、旦那さんの会社に談話をかけることもあります。
電話のかけ方は、闇金によって、その時の状況によって、嫌がらせの方法はまちまちです。
個人名で電話をかけて、お金を借りていることを告げる。
返済の肩代わりを要求する。
いきなり、闇金だとわかるような口調で、旦那さんを呼び出す。
あなたの借金の返済を、旦那さんや家族に請求するのは違法です。
でも、もともと法律で定められた金利を守らず、法律を犯してお金を貸しているのが闇金です。
闇金には、違法だとか合法だとか言う論理は通用しません。
闇金は、
- 貸したお金を回収する。
- お金になることは何でもする
という貸金業者です。
貸したお金が回収できていても、嫌がらせすることによって、それ以上のお金を巻き上げるのが闇金です。
子どもの学校で嫌がらせ
闇金は、嫌がらせのために、子どもの学校にまで押し寄せることがあります。
ヤミ金融対策法ができる以前は、学校の門前で、『○○は、借りた金を返さない。』などと喚く闇金もいました。
さすがに、今それをすると、闇金業者も逮捕されることが分かっています。
でも、子どもが学校から帰るとき、子どもに『お母ちゃんに、金返せと言っとけ。』などと言う場合もあります。
子どもが家に帰って、そのことを告げると、親は居たたまれない気持ちになってしまいます。
何も知らない、子どもに恐怖心を植え付ける。
子どもの心に、大きな傷をつける。
闇金は、子どもや家族に対して、このような嫌がらせも平気でしてきます。
救急車や大量の出前が届く
大量の出前は、闇金の嫌がらせでは、定番ともいえるものです。
頼んでもいないソバや寿司、ピザなどの出前が、大量に家に届きます。
ソバ屋さんやピザ屋さんに聞けば、あなたには闇金の仕業ということが分かります。
何度も繰り返されると、当然、家族にあなたの借金のことがばれてしまいます。
もちろん、頼んでいないと言えば、お金を払う必要はありません。
でも、たびたび繰り返されると、あなたも家族も、ピンポンとなっただけでビクビクしてしまいます。
今後は、ピザ屋さんやソバ屋さんに、そのような出前の注文があっても、受けないようにお願いしておくことも大切です。
また、救急車が来る場合もあります。
これは、嫌がらせの極みみたいなものです。
何度も繰り返されると、実際に必要な時でも、消防署の方が、また同じデタラメかと思うかもしれません。